おいしい物を食べる!

食事によって得られる効果とは

食事をすると、セロトニンと呼ばれる神経伝達物質が多く分泌されます。セロトニンは心を安定させる効果があり、分泌されればされるほどストレスも軽減していくのです。セロトニンをより豊富にできる食材もありますが、基本的には食事をするだけで分泌されます。セロトニンの分泌量まで細かく考えて食べると、食事を楽しむことができません。ストレスを解消するために大切なのは、「食事を楽しむこと」です。食事を楽しむポイントは、自分が食べたい物を食べることです。

おいしい物を食べれば、お腹も心も満たされていきます。1人で堪能するのも構いませんが、誰かと会話を楽しみながら食事をするのもストレスを解消できます。食事をする環境も整えて楽しみましょう。

食べる時の注意点について

食事はストレス解消になりますが、食べ方を間違えると逆効果になる恐れがあります。例えば、食べ過ぎることです。初めのうちは、食事によってストレスを解消するのが心地よく感じます。しかし、食べ続けているうちにだんだん麻痺してきて、どれだけ食べても心が満たされなくなってきます。何とかして解消しようと、必要以上に食べてしまうのです。またストレスが溜まりすぎると、ノルアドレナリンと呼ばれる神経伝達物質が分泌されます。ノルアドレナリンが分泌されることで食べたい欲求を抑えられなくなり、過食に陥りやすいのです。

食事によるストレス解消は一時的なものであり、量を増やせば良いわけではありません。頑張ったご褒美においしい物を食べてリフレッシュしたり、量を調整して食べるなど工夫しましょう。